顔についた汚れ

洗顔には必ず石けんが使われると思っている人が多いようですが、それは間違いです。石鹸は通常、汚れを落とすための消毒薬として使われるもので、正しく洗顔しても、顔の汚れを洗い流すことはできません。布を使って顔を洗うと、顔についた汚れが落ちますし、メイクや油分を落とすこともできます。石鹸を含む洗顔料を使用すると、汚れを吸着して顔の汚れを落とすことができます。洗顔料を使うと、肌にツヤとうるおいが出ますが、洗顔料と布を使ったときにも違いが分かるかもしれません。自分を一番きれいに見せたい特別な日に、クレンジングとクロスを使うのもいいかもしれません。1つの容器にクレンジングとクロスを混ぜておくと、洗顔の必要に応じて使い分けができます。

洗顔は1日2回が目安です。あまり頻繁に顔を洗うと、肌が乾燥しますし、汚れがたくさんついていると痛むこともあります。顔を洗うときは、特に水や化粧水が含まれている製品を使用している場合は、必ずメイクを落としたほうがよいでしょう。化粧品に含まれる成分にアレルギーがある場合があるからです。

台所では、食器洗い用の石鹸を使いすぎてしまいがちです。これは、食器を洗いすぎているのではなく、顔も汚れている可能性があるからです。顔の汚れや油分を落とすのに適した洗顔料を使い、つけているメイクは落とさず、肌を柔らかく、ツヤのある状態にするのがベストです。石鹸が含まれている洗顔料を使うのが良いのですが、アロエベラやグリセリンが含まれている洗顔料もあり、肌を柔らかくし、保湿効果を高めることがことができます。